柴犬とは 

日本犬の中で随一の小型犬種です。小さい身体の中に日本犬の特徴を充分に備えて、現在日本で飼育されている日本犬種の80%位を占めています。

小型犬(柴犬)

日本犬の中で一番飼い易いこともあって、最も人気のある犬種です。

<  性格と体様  >人気が継続しているということは、飼い易いということです。総体的に頭の良い犬で飼い主の気持ちを読んで行動します。雄犬と雌犬を比べると、雄は外へ向かう気持ちが強く、雌犬は家族の気持ちを敏感に吸みとるやさしい傾向があります。

<  毛 色  >主な毛色は、赤毛、黒毛、胡麻毛の三種類です。日本犬の世界では茶の毛色を赤毛といっています。柴犬は、この赤毛が多く80%位を占めています。黒毛は、目の上部に白っぽい四つ目という斑点があります。胸もとや腹、足の裏側部分と足先、尾の裏側などは、裏白という白毛で、毛色のコントラストは深味があります。胡麻毛は、赤毛に黒毛が混ざったもので、黒毛犬と同様の白毛の部分があり、渋みのある毛色です。この他、白毛の柴犬も少数存在しています。


< 豆柴 > 豆柴、小柴及びそれらの類似名称犬について

 日本犬保存会では「豆柴」と明記した血統書は発行していません

柴犬の標準体高は昭和9年(1934年)9月に制定されました。雄犬の標準体高は39.5cmで38cmから41cmの幅を認めています。雌犬は36.5cmで35cmから38cmの幅を認めています。 昭和初期の頃、絶滅寸前になっていた日本犬を残そうとして全国各地において地の犬の調査を行い、残存した優秀犬や犬に関する文献などを参考にして小型犬、中型犬、大型犬の三型に分類して保存することにしました。以来現在に至るまで、柴犬の体高は理想的なものとして守られ定着しています。 ところが十数年前の頃より豆柴・小柴あるいはミニ柴等という名前を聞くようになりました。柴犬の実体を知らない人達の間で豆柴という言葉が先行しているきらいがありますが、犬の体格というものは人為的に比較的容易に変えられるもので洋犬種の中にはミニ化された犬種が結構みられます。これらと同様な考えで柴犬を矮化し小さくするという行為は柴犬を正しい姿で固定化し、後世に伝えるという本会の主旨を根底から覆すもので、柴犬が持つ日本犬としての本来の姿を否定するものです。そしてこれらの豆柴と称される犬達があたかも希少種であるかのように、一部では広告され喧伝されていて、柴犬のことを深く知らない方々から問い合わせや苦情も寄せられています。これらのものは日本犬保存会が定めた日本犬標準、登録規定に反し、尚かつ日本犬の血統をも混乱させるもので、規格外の体高不足犬ということで日本犬保存会として公認することはありません                                           日本犬保存会HP抜粋


展覧会日本犬保存会の展覧会では出陳犬のクラス分けが、次のようにあります。

  • (小型)幼稚犬組  4ヶ月未満
  • 幼犬組 4ヶ月以上
  • 若犬1組 7ヶ月以上~1年未満
  • 若犬2組 1年以上~1年6ヶ月未満
  • 壮犬組  1年6ヶ月以上~2年6ヶ月未満
  • 成犬組  2年6ヶ月以上  ※展覧会当日の満年齢
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